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こんにちは、
さのますみです。

(このメールは佐野珠美の個人セッションのクライアントさまでEメールニュースレター配信にご了解いただきました方へお送りしています。)


ゲシュタルトのワークは、
「気づきのセラピー」とも呼ばれています。

クライアントさんは、
セッションを経て、「気づく人」になっておられると思っています。

実際のところ、どの人も本来「気づく人」であって
その、人に備わる「気づく力」「気づく能力」
もっと言ったら、その恩恵 を思い出すきっかけが
このセッションやワークショップということになると
私は、思っています。

特に、クライアントさんとして出会わせて頂いた皆さんは、
元々この気づく力がかなりあって、それに文字通り気づいていて、
そして、自分のそれを「無視出来ない人」なんじゃないかと思っています。

だけれども、この「気づく力」をどう運用すればいいのか?
については、世間にはあまり情報がないかもしれないと思っています。

そういう意味から、
「無視出来ない」そして「無視せざるを得ない」
ジレンマがある状態だ。
とまで、気づいておられる方も多いかもしれません。


この「気づく力」を、自分の為に使っていくことが出来ると知る。
或いは、許可を出す。
或いは、自分にとっての使用方法を具体的に知る。恩恵を知る。
など、
クライアントさんは、なんらかの「気づきの力」がアクティベートすることを、
セッションの中で体験していく人もいます。

私は、ひたすらそれを待って、勇気づけて います。
そういう機会になることを心から願っています。

それが、その人の、土台を丈夫に築くことに貢献します。
貢献すると、信じています。


「気づく力」は、
自分自身の体験に触れる能力 とも定義出来るものです。

自分自身が体験しているそのまま
何も捻じ曲げず、そのまま
体験する、触れる(コンタクトする)力です。

気づく人として
気づくのは、その気づいた対象を取り除こうとする為ではなくて、
「それと出会う」為なんです。

ここがちょっとトリッキーなところかも。

気づくその対象は、自分自身の内側にあるものでも、自分自身の外側にあるものでも、
どちらでもあり得ます。
例えば、過去の特定のエピソードなどは良い例です。
それを思い出す 決まってある種の感情が湧き起こる 恥ずかしさ とか 悔しい とか。。 そんな感じです。

もっと言うと、、それが、その対象が、「何」であってもいいです。
実は、もっと重要なのは、
それと、「どう出会っているか?」の気づきの質の方なんです。

例えば、「あのエピソードを思い出すと、決まって超絶恥ずかしくなる、今でも穴があったら入りたいって感覚になる。だから、極力思い出さないようにしている。」

のだとしたら、「出会わないようにしている」が、その対象との出会い方、
気づき方の質の一つと言えます。


セッションの場、ワークショップの場 は、
出会う場、面会の場 であれるよう
私がやることは、その人にとって出来る限り安全な構造を作れるか?です。

そうすることによって、
クライアントさんは、面会を試していきます。

出会ってみないとわからない。という
Not knowing 未知の領域へ 手を伸ばしていかれます。
ご本人の力が、可能性が むくむくと発芽してきます。
どの人にもこの力があります。

こんな「面会」を繰り返すことで、
気づいて出会う為に必要な
筋力、体力、知力、経験 を、積んでいます。


それまでは、気づく力を「取り除く対象」を見つけるセンサーとして
使ってこられた人が、
気づく力を、自分が出会うべき対象を発見するセンサーとして使っていくことに
信頼をおくように変化していきます。

これは、すごいことです。

知らず知らずにその体力がついています。
これは、自分自身への信頼が厚く篤くなっていくプロセスです。


クライアントさんは、生きる力の強い人たち。
生きるために、必要な能力を高めてきた人たちだと思っています。

あなたのその豊かな「気づきの力」に、
「出会い」への可能性を紹介したいと思って
私はセッションやワークを
行なっています。

さっき書きました
気づきの質

そして、「出会い」の場面は、その出会いにふさわしくいい感じであるべきなので
特に初対面や、何十年ぶりの再会 となる場合が多いので
私は、その場面がいい感じで優しく安全であるよう心を砕きます。

セッションで私がやっているのは、これに尽きます。

あとは、皆さんが出会っていきます。
そこに、信頼を置いています。
皆さんの力にいつも驚嘆します。
必要な出会いが起こるのを知っています。

これは、この出会いは、
その人の「生きる」をダイナミックにする可能性を持っている要素です。

その人の、奥深いニーズを満たし、人生を意義深くする可能性に貢献するものです。

ただし、人生をどのくらいダイナミックにするか、
また、その人にとっての意義深さ
は、その人が決めることです。

可能性はいくらでもありますけれども、
塩梅を調整する必要はあって、それを自分自身と相談しながら決めていくことができます。

自分自身の気づきのセンサーが、ここでまた本領を発揮します。

今までは、除去する対象を見つける為だけに使っていたセンサーは、
自分が自分の人生を生きる時、安全に自分に体験を与える調整の為のセンサーとして
信頼出来るものだとわかると思います。

例えば昨今流行りの「敏感過ぎる子」
なんて言いますが、
その敏感さ、感性は、使えます。

その感性は、あなたのものです。
あなたが、必要があって磨いて磨いて精度を上げてきたものです。
だから、そのご自身の特性に誇りを持って欲しいんです。

誇りを持つには、フィードバックが必要です。
水遣りの場です。

安全な環境で、そんな自分自身のリソース(資源)を使ってみる
その使い方に慣れ親しむ、リソースとの信頼関係を結ぶことが出来ます。

そして、それが勇気付けられる環境が必要です。

赤ちゃんは、育つ時に
たくさんの励ましと、「上手に出来てるよ!」「それでOKだよ」のような
フィードバックをもらいます。

大人になると、これはあまりありません。し、
生育の過程で、このようなフィードバックが少なかった人もいます。
或いは、自分にとって解りやすい「励まし方」じゃないと、
それを励ましと受け取り難いってことはよくあることです。

そして、大人になってからも、成長や成熟化のプロセスが起こります。
ここは、もっとユニークな自己を育てていける可能性のある時間帯です。

幼い時と同じように、見守り、栄養や水遣りが必要になります。

私として、提供したいのは、このような環境です。
ゲシュタルトをやっていて、単発のセッションと同時に、
この水遣りの場を提供する責任があると感じています。

セッションの場で発芽した芽を、
大事に大事に、根気よく、優しく、また、時間と空間をたっぷりかけて
育てていくこと。
あなたが、あなた自身に向かって
あなたを育てるよ!あなたを励ますよ!と伝えられる機会です。

そんなことから、
「すこし長期的な探求のグループ」というのを
昨年スタートしました。

あと数席残席ございます。

クライアントさんとして出会わせて頂いた皆さんと
探求をご一緒できたら幸せです。


下に、前回のニュースレターを貼り付けます。


〜〜〜
2019年8月31日配信メールニュースレター
〜〜〜

今日は、こんな提案をさせて頂きたくて
お声掛けさせていただきます。

(すこし)長期的な探求グループ 第2期 です。

昨年、私の初の試みとして
これはほんとうに幸せなことなんですが、
この「(すこし)長期的な探求グループ」(約7ヶ月間)を行わせていただきました。

探求の場を提供しながら、私自身が多くのことを学んだ機会でもありました。
改めて、探求を共にしてくださった皆さまに感謝を伝えたい!です。

私が、「個人セッション」だけではなく、グループワークを提供していくことへの変化というのは、これは、私自身の変化の体現でもありまして、
私自身が、グループやコミュニティといったものへの信頼を取り戻した(と言い切ってしまおう)ことによります。

ゲシュタルトセラピーは、
自分が自分自身との信頼を回復していくアプローチと言ってもいいと思います。

自分自身の「あるがまま」に気づく実践
とも、言っています。

自分自身に気づきを向けていきます。
その過程で、未完了を完了させる人もいます
また、止めていた感情を取り戻す人もいます
自分自身が自分の歴史のどこかで装着したフィルターを検証し合理的にする人もいます
何かしら必要なことが起こってくる人がいます。

やがて、
自分が、「自分自身と居る」ことに耐えられるようになっていきます。

自分が、自分自身と居られることで、
他の「誰か」とも居られるようになっている
と、気づくことが起こってきます。

小さな「例外」が時々起こってくることで
気づくかもしれないです。

一見遠回り?いえいえ、着実な、地に足のついた安全なステップだと、私は信じています。

また、探求の過程で、
もう一度、自分自身の中にずっと生きている、「私のエッセンス(or らしきもの)」と出会った人もいるかもしれません。

それが、それ以降の人生を生きる為の重要なリソースになり得る
と、どこか予感を感じたかもしれません。

確かに、そんな人生の局面を迎えておられるクライアントさんが、セッションに訪れてくださっていると感じることもあります。(私の勝手な解釈かもしれません。)

なんであれ、ワークの場で、自分自身の「あるがまま」に気づいて、恐る恐る触れて、出会って、いかれます。「自分自身との面会 or 再会」の場です。

お一人お一人のその「面会」「再会」の場面にご一緒させていただくのはとても光栄なことです。
個人的な私は、その度に胸を熱くしています。

そして、その「あるがまま」「自分自身のエッセンス」との統合のプロセスが始まっていきます。

統合のプロセスには、少し人生の時間を要します。

「ここは、むしろ時間を使って良いようだ。」と、
私が気づいたのは、ゲシュタルトに出会ってからだいぶ経ってからになってしまいました。

私自身がクライアントであった頃、セッション直後の喜びの後、新しい選択肢の発見の後、それを持って人生をやっていく時に、不安がありました。なぜなら、今まで歩いていない道を試し試し歩くワケです。
「前よりは、まし。自分の確信も感じる。だけど、これで本当にいいのかな?」と言った感じです。

その後、新たな私にとってのゲシュタルトの先生と呼べる人と出会い、
コミュニティの大切さを身を以て体験しました。
「ああ、これが欲しかった!」と思いました。

人が、変容の過程にある時に、安全に自分の姿を確認しながら行える環境、
つまり、「鏡」となり得る環境というのが不可欠なのですね。

これが、コミュニティの役割なのか。と、腑に落ちました。

これは、赤ちゃんが成長していくときと、同じ仕組みです。が、
大人になってからの成長の時には、鏡や見守る人が養育者である必要はありません。
自分自身で「誰と居るか」を選びます。(これも、成熟化のプロセスだと思うんです。)

私自身の経験から言いますと、
私は、正確に映し出してくれる鏡を探していました。
同時にそれは、私にとっての安全がある場でなくてはいけません。

でも、なかなか出会えず、自分が単にわがままで、未熟者なのだと思っていました。

パールズがゲシュタルトを発展させたカリフォルニア北部にある
エサレン研究所。
そこの創立者で長年支えてきたディック・プライス。彼は、不慮の事故で亡くなって
しまうのですが、彼のパートナーであったクリスティン・プライスが
今、私が勝手にせんせーと思い、なるべく彼女から盗みたいと思い、
年に2回彼女の来日に合わせて合宿に参加しています。

彼女から学んだ「成熟化」という一つの文脈を持ったゲシュタルトは、私にフィットしました。この考え方ならば、私は属することが出来ました。

私は、属するに値するコミュニティを得たと感じました。同時に、それが私の100パーセントを属させるコミュニティである訳でもありません。

それは、パールズの「ゲシュタルトの祈り」のそのままを体現していました。
安全が確認できました。

私は、何処にも属することが出来ないハンチク者という訳じゃなく、私が属するに値する場所を求めていたのだ。と、思えました。
それは、私に始まっていた統合のプロセスを安全に丁寧に見守ることが出来ると思えました。自分が自分に出来るサポートだと思えました。

注釈がとても長くなってしまいました。

そういうことから、「自分自身のあるがまま」「変わることなくある私自身のエッセンス」と、セッションを通じて出会った後、その芽生えたばかりの新芽や若芽をやさしく大切に育む時間と場所を提供したいという思いがあります。
栄養を与え合ったり、水やりをする場。お互いの成長を見合う場。不安を口にできる場。として、すこし長期的に探求を行うグループを提案したいと思っています。

もし、少しでもご興味を向けてくださいましたならば、ご一緒に探求をしませんか?
と、呼びかけさせていただきます。

〜〜〜

「気づき」のプラクティスのコミュニティです。
(プラクティス=実践、練習)

「自分と居る」「誰かと居る」をテーマに、
ゲシュタルトの気づきのアプローチを使って探求を深めます。
 
毎回テーマに沿って行います。
自分自身を探求することになります。そして、同じように取り組む人がそばにいます。
それを、感じると思います。

ここでは、起こってくることすべてに居場所があります。
あなたが安全を確認出来て、そうしたければ、聴いてもらうことが出来ます、そして、試してみることが出来ます。
 
 
構造としては、以下のように考えています。
 
期間:2019年9月〜2020年3月
月に一度(全7回)
形式:ワークショップ(1Day とHalf Day)
4名程度(固定メンバー)
場所:遊行之座(藤沢セッションルーム)
参加費:10,000円程度(月間)*調整中
*参加資格:さのますみの個人セッションを経ている方(1回でも)
*期間中の個人セッションの割引などのベネフィットを設定します。
 
スケジュール・テーマ(暫定)ひとまず2回分をここに書きます。
9月29日(日)1Day 10:00~18:00 ディープ・リスニング〜聴くというスペース〜
10月27日(日) Half Day 13:00-18:00 自分の席に座る 呼吸に気づく 〜いまここ・自分のホームを知る〜 
 
*期間中は、ワークとワークの間の期間にウェブ環境を使ってのシェアなどが出来るようにしようと思います。
*ワークとワークの間の期間に、Skypeなど使ってますみとの短いセッションを持つことを考えています。
*参加者のプロセスやニーズによって、内容を調整していきます。
*このワークは、いかなる治療も目的とするものではありません。

★まずは、ご興味が少しでも向きましたら声を届けて頂けましたら幸いです。

〜〜〜

第1回は、「聴く」「ディープリスニング」です。
関係性を変容させることすら可能な、この人に備わる「聴く」という力。
そして、その「聴く」は、同時に自分自身に向けるものでもあります。
エクササイズなど交えて、理解を深めていけたらと思っています。


A41枚ペラに短くまとめたものを添付いたします。
PDFです。今のところの案です。
皆さんのニーズを取り入れたく、調整中のところが多くなっております。
ご意見を歓迎します!

よかったらご覧頂けましたら幸いです。
↓↓クリックしてくださいませ。(見えますか?)
『(すこし)長期的な探求グループ2019』PDF


ではでは、
またまた長くなりました。
近いうちにお目にかかれる機会が起こりますことを、願っております。

いつも、ありがとうございます。

わかりにくいこと多々あるかと思っています。どうぞ遠慮なく言ってください。
皆さんの気づきからのフィードバックが、場に健全さを呼び込んでくれます。
どうか気づかせてください。

佐野珠美

〜〜〜

終わりに

トップの写真は、朝顔です。
やっと咲き始めました!
夜こうやって蕾が準備しています。
美しいです。





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